クローズアップ
インタビュー足立理編
足立理 ――それではまず、自己紹介から。

菊丸英二役、足立理です。

――今回のオーディションでの足立くんが、強く印象に残っていると誰もが口を揃えるのですが、オーディションに帽子とステッキを持参して歌ったという…(笑)あれは、どうして?

僕、映画が好きなんですけど、『昭和歌謡大全集』という映画で、ハットかぶって、スティック持って、ピンキーとキラーズの『恋の季節』を歌っているシーンがあったんですよ。で、このシーンの何が良かったのかなあ〜って考えててるうちに、このシーンを自分でもやってみたくなって。そんな時ちょうどテニプリの最終オーディションがあるってことになったので、じゃあやっちゃおうか!!って(笑)。ハットとスティック持参して、オーディション会場に行って、『恋の季節』を歌いながら踊りました!

――足立くんは、"役者"にこだわってるんですよね。役者さんを目指すようになったきっかけは?


ちっちゃい頃から劇団に入れてもらってたんですけど、中学受験をすることになってそこを辞めちゃったんです。で、中学3年間遊び呆けて、「あ、これじゃダメだ!」って思って。

――テニプリの原作・アニメは知っていましたか?

事務所の先輩が出てたんで、いちばん最初に知ったのはミュージカルだったんですけど…柳さんが出て、一太郎さんが出て、遠藤さんが出て…っと来たので、俺にもやらせてもらえないかな〜と(笑)。…というきっかけで読んだのが最初です。でも読んでみて、おもしろかったです!

――この役に決まった時は、どうでしたか?

おお〜〜!!おお〜〜〜!!って。信じられなかったですね。ずっとマネージャーさんに「オーディション受けさせて下さいよ〜」って言ってたんですけど、「おまえに合う役なんかない!」って言われてたんで、僕も「そっか、さすがにないか〜」って。そしたらなんと菊丸みたいな凄い役が出来ることになって、アレッ!?っていう…「おお〜〜〜〜!!」と思いました。

――もうテニミュは観ましたか?

テニミュはもう何回も観てますね。不動峰からずっと観てます。テニミュは、出演した先輩たちから「良かったよ!」っていう話をたくさん聞いてました。菊丸役が決まった時も、「良かったじゃん!」とか、「絶対いい経験になるから!」って、みんな言ってくれて…もう、口を揃えて(笑)。で、みんながみんなそう言うから、あ、もう、すごいことになってきました…っていう。今、そういう感じですね。
足立理


――歌、ダンス、芝居、いちばん得意なのは?


最初、このオーディションに受かる前は、歌もダンスも全然興味なかったんですよ。芝居一本でやりたいって思ってたから、逆に、将来歌もダンスもするような人になりたくないって思ってたくらいなんです。けど、ミュージカルが決まって、ダンスと歌をやりはじめたら、みんながみんな上手くて…。それまでは、「ダサいのがカッコいいんだ!!」って思ってたんですけど、だんだん「俺も上手くなりたいな」って思うようになってきました。今ではもう、本番では誰よりも上手くなっていたいなって思ってます。

――青学(せいがく)チームのメンバーについては?

みんなそれぞれ、原作と合った個性を持ってる気がします。
稽古場では遠藤さんや城田さんがリードしてくれているんですが、城田さんは部長だし、遠藤さんは主人公だし、その二人がリードしてくれてるっていうのが、役と現実が合ってるってかんじで。
チームワークは、かなりいいと思います!みんな仲良いですね!でもダンスの練習してるときとか、絶対みんながみんな「あいつには負けたくない」って思ってるんです。僕は見てて分かるんですけど(笑)。
"仲間だけどライバル"っていう、原作でのリアリティが普通に出ているので、そこを観て頂ければいいなあーと思います。

――対戦チームの印象は?

最初の印象は「コワイ」でしたね(笑)。
見た目もコワイし。芝居の上でも、よりによって山吹戦となると、もうコワイとしか言いようがないですね。
でも実際はみなさん優しくて、大人だなという感じです。…(この日、同席していた千石役の和田くんが、隣からヒソヒソと耳打ち)
あ!!!特に〜〜、和田さんはもう!!なんかあるたび飯食いに行こうぜ〜とか言ってくれて、もうホント良い人ですよ!!!


――それでは最後に、HPを見ている方にひとこと!

新キャストで戸惑う方も多いと思うんですが、前回までとはまた違った良さを出していけたらいいなと思います。期待して待ってて下さい。お願いします!!!
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