クローズアップ
インタビュー矢崎広編
矢崎広 ――それではまず、自己紹介から。

南健太郎役、矢崎広17才です。
舞台は、今年5月にひまわりミュージカル『空色勾玉』という舞台をやりました。

――初主演だったんですよね?いかがでしたか?


最初はこんなお話をいただいていいでしょうかってドキドキでした。
ミュージカルを作ることの大変さや辛さを実感させられた作品ですね。ちゃんと練習しないと素晴らしいものにはならないんだなって。辛いからこそ、勉強になりましたね。
でも舞台の楽しさを実感する事もできて、ミュージカルを好きになったというか、終わってからもまたミュージカルがやりたい、やりたいと思っていたので、今回のお話はすごく嬉しかったです。


――この役に決まったときは、どんな心境でしたか?

2次審査の時、すごく緊張してしまって、駄目だったかもしれないと思っていたので、受かったって聞いて嬉しくて…。
決まった時は、周りの人が本当に喜んでくれたんですよ。石田鉄役の宮野くんや、海堂役の直也さんも、「やったじゃん!」って。「すごくパワーのいるミュージカルだから、大変だろうけど頑張れ」って。
マモちゃんはすごくテンションの高い方なんで(笑)「やったよ?!!」って、僕もテンション高い感じで報告したんですけど、「やったじゃ〜ん!!!」って、もっと高いテンションで返ってきました(笑)
でも、南健太郎役に決まったって聞いて、誰だったっけ?と思って、原作を読んだんですけど…

――原作を読んだのはその時が初めて?

いえ、僕『週刊少年ジャンプ』を買っているので、『テニスの王子様』も読んでたんですけど、途中からしか知らなかったんです。"氷帝"のあたりから読み始めたので、山吹の存在を知らずにいたんですよね。
で、始めから読んで…「こんなお話だったんだ!」って。面白くて、もうめちゃめちゃ読みましたね(笑)
で、僕はそこで南健太郎に出会ったわけなんですけれども、僕の中に引っかかってきた部分は、"地味's"というところ。僕自身、あがり性だし、人見知りするところもあるので、ちょっと似てるかも…と思ったりして。
でも僕は地味'sって、カッコイイな!って思いました。堅実なプレイで強いというところが、カッコイイですよね。


――ミュージカル『テニスの王子様』はビデオで見たそうですが、いかがでしたか?

いや、もう「すごいな!」の一言でしたね。役者さんのパワーがガーン!と出てて、お客さんもそのパワーを受けてそれに応えてて。初演や不動峰、ライブのビデオを見たんですけど、すごい感動して。

――矢崎くんは、テニミュの歌の歌詞が好きだとか。

ハイ!!テニミュのビデオを何回も何回も見て、歌がすごい好きになっちゃってて、僕もうオーディションに行く頃には全曲歌えるようになってて(笑)どの曲も本当に詩がいいじゃないですか!「歌いてぇ!」って、思って(笑)
これをお客さんにぶつけられたらな、このミュージカルやりたいなって、すごく思ってましたね。
矢崎広


――今、稽古で歌っていると思いますが、どうですか?


気持ちいいです!も〜すごい嬉しいですね。幸せだなーっていう(笑)ゴールデン・ペアの曲や、不二と菊丸の曲や、「VICTORY」も好きなんですけど、レッスンで「ザ・レギュラー」を歌ったんですね。「♪強くなるのだ〜」って、もう頭から離れないんですよ!その間ずっと、マモちゃんにも会うたびに歌ったり(笑)
稽古では、ダンスのレッスンもやってますけど、ダンスの振りも大好きで…「すごい!俺テニスやってる!」って(笑)もう楽しいのひとことですね。
でも、これからどんどん大変になっていくので、今のうちにしっかり固めておかないと、とは思ってるんですけど、でもやっぱり楽しい…(笑)


――南健太郎役については、いかがですか?

南健太郎っていう人は多分、努力家で、真面目で、今までちゃんとやってきた人っていうキャラだと思うんですね。演じる上では、南健太郎の堅実さを出したい、それプラス地味'sのプレイとしてパワーを出していきたい。特にゴールデンペアには負けたくないというのはあります。
山吹の部長でもあるし、全国までいってる地味'sなんで、テニスを誰よりもキッチリやらなければいけないポジションですよね。僕的にはもうダンスにしても、テニスにしても、基礎をしっかりしなければ…南健太郎を見習って、という感じですね(笑)


――山吹メンバーの印象はどうですか?

個性的ですね。
亜久津役のJURIさんは、怖い人なのかな、と思っていたので、実際会って話してみると全然違う…天然な感じの方なんで(笑)話していても楽しいですね。
千石役の和田さんも、ホントしっかりしてるというか良い人で…それでいて面白い、明るくムードを盛り上げてくれるんで、ホントに千石みたいなかんじ。
相方の東方雅美役の林さんに関しては、やっぱり一番関わってる方なんで、プライベートでも親密になって、チームワーク、コンビネーションを頑張っていきたい方だなあ、と。

――青学(せいがく)についての印象は?

僕らと対戦する予定のゴールデン・ペアですけど、足立くんと鈴木くんの二人はオーディションの時からはじけてて目立ってたんで、すごく印象に残ってたんです。あの二人がゴールデン・ペアにきたか!という感じ。すごいパワーを感じる二人なので、僕も相当パワーを出さないと。負けたくないので!がんばりたいと思います。
青学(せいがく)も山吹も含め、稽古場は、ひとりひとりがみんな明るくてやさしいムードメーカーという感じで、すごく楽しいですね。良いミュージカルになるんじゃないかって思います!


――それでは最後に、HPをご覧の方にひとこと!

地味ながら地味じゃない!パワーのある南健太郎、地味'sで、ゴールデンペアには負けないよう、頑張っていきたいなと思います。このメンバーなら、すごくいい物を作れると思うので、みんなのパワーを見て欲しいなと思います。

 © 許斐剛/集英社・NAS・テニスの王子様プロジェクト © 許斐剛/集英社・マーベラス音楽出版・ネルケプランニング
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