ミュージカル『テニスの王子様』青学 VS 青学vs氷帝

 

CLOSE UP

青学vs氷帝 Close Up

先日行われたテニス合宿現場にて、氷帝メンバーの皆さんにお話を伺いました!
2回に分けてお送りいたします!

 
上段左より 志尊 淳・菊池卓也・青木玄徳・古家広之・伊勢大貴
下段左より 白州 迅・桑野晃輔・赤澤 燈・西島顕人
氷帝チーム座談会2

一緒に過ごしてみて、印象深いエピソードはありますか?

伊勢 :合宿で思ったのは、迅のフォームが綺麗!もう本当にすげえって思った。

菊池 :ヒロくんも上手ですよね。

青木 :合宿前のダンスレッスンの時からなんですけど、ヒロはものすごく覚えが早いんです。樺地と同じで、何でもコピーしてしまう。この二日間だけでもテニスの上達がすごく早くて、天才肌だなぁって。本質をすぐ見抜けるみたいな感じがする。すごく期待してます。

古家 :がんばります!

白州 :僕はやっぱり、青学は動きが全然違うなあと思いました。氷帝の中では燈くんが「動けるな~」と思って、結構意外だったんですけど…。

赤澤 :意外だったんですか(笑)

白州 :あっ、すいません(笑)でも、ビックリしました。

菊池 :でも、みんな「動けない動けない!」って言ってた割には運動神経いいよね。僕は声出しはがんばってるつもりだけど、体が動けてなくて…。筋肉痛が楽しみですね。

志尊 :イセダイくんもすっごく声出てるよね。「下剋上だオラァー!」ってめちゃくちゃ気合い入れてやるんですけど、しばらく経ったら瀕死状態になってました(笑)

菊池 :一言も喋らないの。

桑野 :最初のボレー練習の時、真っ青になってたもん。

伊勢 :もう、肺のあたりがキュウってなったんだよね。本当にビビった。

桑野 :合宿は確かに大変だよね。

伊勢 :でも、だんだんみんなで自然に円陣組んで「うおー!」「がんばるぞー!」ってなって、あれは本当に素敵だなって思いました。

菊池 :青学の存在は大きいよね。「負けたくない!」って思う。

伊勢 :確かに。まあ、根本的なレベルでは負けてるのかもしれないけど、絶対どこか勝てるところがあるはずだから。いつか勝ちたいなー、マジで。

志尊 :合宿以外でもいいですか?僕、氷帝の中で最年少で、ちょっと人見知りな部分もあるんですけど、本当にみんな最初から仲良くしてくれたんですよ。ちょっと悩んでた事があって、その時もみんな察知してくれて「どうしたの?」とか声掛けてくれて。ひょうきん者って言われてるイセダイくんも、その時に一番面倒を見てくれたんです。

伊勢 :いやいやいやいや…。

志尊 :家に泊まりに行ったら、ちゃんと朝ごはんも栄養価のあるものを作ってくれて…。

伊勢 :食わしただけだぜぇ~?

桑野 :喜びが顔に出てるけど。隠しきれてない(笑)

志尊 :ツネくんも意見をすごく言ってくれて、卓也くんとかヒロくんも心配してくれて。「本当にこのメンバーで良かったな」と思いました。本当にみんな優しいお兄さんで、恵まれてるなって思います。

伊勢 :やべぇ、泣いちゃいそう。

桑野 :合宿前にも氷帝は集まる機会多かったから、すでに仲は良かったよね。

西島 :そうだね。

菊池 :あと、誕生日をお祝いしてもらったのも、生まれてから今までで一番嬉しかったです。

西島 :イセダイくんと合わせて、二人のサプライズバースデイをやったんですよ。

菊池 :そこで僕、ちょっと時間に遅れちゃって…。

志尊 :6時集合で、9時に来たんだよね。

桑野 :主役が3時間遅刻ってどういうことだよ!(笑)

菊池 :ホントゴメン。何にも知らなかったから…。

志尊 :晃ちゃんが企画して、脚本まで作ってくれたんだよね。

西島 :ドッキリ製作委員。

桑野 :フラッグを買って、みんなでそこにメッセージを書こうって計画したんです。後は当日に誰かが遅刻して、「お前、なんで誕生日なのに遅れてくるんだよ!」っていう喧嘩サプライズをしようと思ってたんですけど・・・。本当は二人同時に到着する予定が、卓也が遅刻するっていうね(笑)

志尊 :フラッグも晃ちゃんが決めてくれたんです。卓也くんが先に帰った日に、他のメンバーで誕生日会のプレゼントを買いに行こうってなったんですけど、イセダイくんが着いてきちゃって(笑)「一人だけ帰らせる訳にもいかないしな~」って悩んでたら、晃ちゃんが「俺に任せとけ」ってイセダイくんを「ちょっと飲み物買いに行こう」って言って連れてってくれて。その間に僕たちはいろいろ相談してね。

桑野 :呼び出した時は焦ったけど。「何話そう…」って(笑)

伊勢 :いや俺の方が冷や汗でしたよ!俺、絶対怒られると思ったもん。

桑野 :えええええ(笑)

青木 :晃輔、本当に頭の回転早いよね。

ドッキリは結果大成功ということで。

桑野 :大成功でした!

伊勢 :すげえ策士だよこいつは。やばいよ。

桑野 :二人の誕生日のためにみんなで集まるってことは素敵だよね。

青木 :あと、俺の中ではやっぱり顕人が面白いなって思ったね。

伊勢 :氷帝の天才だよね。色んな意味で(笑)

志尊 :本当に天才。みんなで集まった日も、誕生日のサプライズ終わって「さあどうしよう」って話してたら、いきなり「トランプしよう!俺持ってきたから!」って(笑)

西島 :そうなんですよ。あの、僕、ずっと氷帝メンバーと大富豪がやりたかったんですよね。

伊勢 :夢だったんだよね。

西島 :はい、夢だったんです。

志尊 :夢叶いましたね。あ、でも晃ちゃんだけやってないよね?

桑野 :やろうよ。今日みんなでやろう。

一同 :やろう。

白州 :顕人くんトランプ持ってんの?

西島 :持ってます!!

一同 :まじかよ!

他にチームでやってみたいことはありますか?

一同 :野球!

赤澤 :野球経験者が多いんですよね。

桑野 :9人中7人だもんね。

西島 :いつかポジション決めようぜ。

志尊 :ツネくんは代走で決まってるって言ってたよね。

古家 :けど9人なのに代走ってちょっと・・・(笑)

菊池 :1番でいいんじゃない、1番で。

青木 :じゃあセンターとライトで西島と顕人くん。

西島 :2役ですか(笑)

志尊 :ピッチャーとキャッチャーとか。投げて取りに行くの。

伊勢 :それはキツいな~(笑)

それぞれ、どんなキャラクターを演じてくれそうですか?

青木くんはどんな跡部になりそう?

伊勢 :素が跡部。普段の生活から跡部だから何も心配要らないなって思います。

志尊 :跡部って天才肌のイメージだけど、実は影ですごく努力をしてるっていうのが原作で描かれているじゃないですか。もう本当にその通りで、チームのみんなもプレッシャーはあると思うんですけど、ツネくんは特に抱えるものが大きいと思うんです。それに真正面から向き合っていて、本当に「ついて行こう」って思えますね。

古家 :あとは、オーラで引っ張ってってくれるんじゃないかなって思ってます。

桑野 :雰囲気あるもんね。

西島 :話を聞いてると、今の時点ではチームで一番原作を読み込んでると思います。こだわりが凄いんですよ。昔の公演のDVDを観てる時に、「ここで跡部がこう言うのは何故か」とか「ここでこの歌を歌うのは何故か」とか、すごく考えてるんです。「自分はもっとこうしたい」っていうのがツネくんの中に凄くあるのを感じて…。僕たちはDVDとか公演で、もう完成されたものを観るわけじゃないですか。それに対して「自分だったらこうしたい」っていう事をここまではっきり言えるって、格好良いし、覚悟があるんだなって凄く思いました。

菊池くんはどんな忍足になりそう?

伊勢 :とにかく歌が上手い!独特の魅力があるよね。

志尊 :お兄ちゃん忍足。本当にお兄ちゃんみたいに接してくれるんですよ。

青木 :あと、集中した時に目つきが変わるんですよ。それを舞台上で出す事が出来たら、多分間違いないなと思いますね。俺はもうバッチリだと思います。一気に雰囲気が変わるもん。

伊勢 :でも出来るよ。格好良いもん。格好良いもんお前。

菊池 :ありがとう(笑)

伊勢 :好きです。

菊池 :俺も好きだよ(笑)

伊勢 :俺の方が好きだし。

青木 :もうイセダイのパート全カットだな。

一同 :(笑)

志尊くんはどんな向日になりそう?

菊池 :元気いっぱいに演じてくれるんだろうね~。

古家 :最年少だし、ぴょんぴょん跳ねて本当に可愛い岳人になりそう。

赤澤 :そうだね。若いから吸収力も早いし、どんどん色んなアクロバットに挑戦して欲しい。絶対に出来ると思うし。

青木 :僕は忍足と岳人は、一発目の試合で氷帝の雰囲気を作る役割だと思ってるんです。忍足より、どっちかというと最初に目立つのは岳人。「アクロバットで菊丸よりも上を行く」っていうのをみせて、そこから忍足の天才的なプレーでさらにみせるみたいな。重要な役だからプレッシャーになるかもしれないですけど、だからこそ本当に頑張ってほしいです。もう見た目は岳人そのものなんで問題ないと思ってます。

桑野 :メッチャ可愛いもん!なんかペットショップの犬みたいな。

伊勢 :チワワ~(笑)

菊池 :岳人、がんばろうな。

志尊 :うん、がんばろう!

桑野くんはどんな宍戸になりそう?

伊勢 :もう間違いないでしょ。素が近いし、素質充分ってやつですね。

青木 :逆に「演じる宍戸」をこっちがみてみたいです。

白州 :わかる!

青木 :役を演じるっていうのは自分の中にあるものを100%外に出すっていう事だから、普段の頭の回転が早くて、冷静な晃ちゃんとはまた違った宍戸をみたいですね。楽しみです。

伊勢 :みたい、みたい。素敵。

桑野 :えっ、プレッシャーです(笑)でも、それを良い意味で裏切って演じられように頑張ります。

西島 :「良い意味での裏切り」。格好良い!

志尊 :あーそれ今度使いたい!

白州 :そう、こういうこと言うのが晃ちゃんなんです。

桑野 :ありがとう。言われたことなかった(笑)その言葉に負けないようにがんばります。

赤澤くんはどんな芥川になりそう?

青木 :僕の中では一番安心してますね。

桑野 :性格が慈郎に似てる。氷帝はみんなキャラに素が近い部分があるけど、燈くんは特にね。

桑野 :本当に安心だよね。可愛いし、ムービー見る限りでももう慈郎だったから。

西島 :俺たちがワクワクですよね。

青木 :僕が原作読んだ時にイメージする慈郎の声と、声のトーンが一致してるんですよ。

赤澤 :それはなんか嬉しい。がんばります!

西島くんはどんな滝になりそう?

伊勢 :来たぞ来たぞ(笑)本当に神秘のベールに包まれてますよね。

志尊 :初代・滝にはふさわしいんじゃないでしょうか。

菊池 :僕、滝さんのキャラ撮影を近くで見る機会が多かったんですけど、普段と雰囲気がガラッと変わるんですよ。スイッチのオンオフがしっかりしてて、それでいてひょうきんな面もあるから、すごく面白そうだなと思います。

青木 :うん。隠し持ってるものが多そうで、本当にミステリアスで気になる。

赤澤 :すごく魅力的だよね。

桑野 :ミュージカル初登場だから、どんな形で出てくるのか楽しみだし。

伊勢 :そうだね。メッチャ本番が楽しみ。

古家くんはどんな樺地になりそう?

伊勢 :正直、最初は「樺地にしては格好良すぎるかもしれない」って俺は思った(笑)本当に格好良くて…。

青木 :僕に対しては、私生活から樺地っぽくしてくれているんですよ。今(座談会時点)でも、こうして隣に座ってくれてるし。俺が一人で歩いている時も横に付き添ってきてくれたりとか、すごく意識してくれてる。努力家だし、樺地と同じでみて覚えるっていう才能がすごくあるので、なんて言うか…。

志尊 :原作に本当に合ってて、すばらしい樺地を見せてくれると思ってます。今まで樺地役を演じていた方とは、良い意味でまた違った樺地をみられる気がします!

白州くんはどんな鳳になりそう?

桑野 :まんまじゃない?

西島 :うん、まんま。

伊勢 :本当に優しいよね

志尊 :先輩についていく感じがすごく想像できる。

古家 :そうだね。「俺が宍戸さんを…」っていうシーンがあるんですけど、もう、普通に言いそうですもんね。

桑野 :もう嬉しくて泣けてくるんちゃうかな。

志尊 :泣いちゃうね、これは。

青木 :一番ドラマチックな所ですからね。あとは、サーブのフォームを本当に追及してる。

伊勢 :サーブめっちゃ上手いですよ。綺麗だし。

志尊 :サーブ超やばい!練習が終わった後に、みんなで個人的にサーブ練習をする事があるんですけど、ジンジンは毎回やってる。めちゃくちゃ上手いです!

白州 :頑張ります…。

西島 :プレッシャー(笑)

伊勢くんはどんな日吉になりそう?

桑野 :楽しみ。演武テニスって独特だし。

西島 :何より相手がリョーマですしね。

白州 :楽しみではあるけど、今ではまだイセダイが日吉をどう演じるのかが全然想像できない。だからこれから稽古をやっていくに当たって、どういう風に役に入って変わっていくのかっていうのが、すごく楽しみだなって思います。

志尊 :真面目に取り組む姿勢は本当にすごいと思います。空いてる時間に一人で演舞テニスを研究したり、日吉に対する思い入れがすごくあるし。

伊勢 :でもここまでキャラ違うとね~。

桑野 :持ってるものは一緒だと思うよ?この前話してくれた悩みとかさ。

伊勢 :ぶっ(笑)

桑野 :聞くとさ、すごい野心家なんだよ。

伊勢 :やだよ~!言うのやめよーよ~!マジで~!!(笑)

桑野 :人に見せないだけで、野心家な部分はたくさん持ってるんで。

青木 :ぶっちゃけ言うと、結構見えてるけどね(笑)

桑野 :そういうところも日吉にぴったりじゃないですか?

西島 :目が良いですね。すごく。

桑野 :バスンと流れを切ったね(笑)

赤澤 :今ちょっといい話になってきたのにねぇ(笑)

西島 :歴代の日吉をみると、すごく人を惹きつける、素晴らしい目をしてるんですね。だからイセダイも日吉に合ってると思います。うん、間違いない。

それでは最後に、チームを代表して部長役の青木さんから応援してくださる方々に一言お願いします。

青木 :話に出た通り、僕たち氷帝メンバーは合宿前からみんなで集まってパーティをするくらいにすでに仲が良かったんですが、合宿に来て、お互いがお互いの必死な一面をみる事ができた。合宿を通じて、ただ仲が良いだけでなく、一皮向けた、より良い氷帝学園になってくれると僕は信じています。そして一人一人の持っているキャラとしての素質は、間違いないと思います。部長として、このメンバー以外では氷帝というチームはできないと心から思います。本当に良いものを公演でみせれるよう、精一杯稽古に励みます。応援の程、宜しくお願いいたします。

有難うございました!