ミュージカル『テニスの王子様』青学 VS 立海

 

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青学vs立海 Close Up

テニミュ2ndシーズン公演 待望の第5弾。対戦相手は、王者・立海!
先日行われたテニス合宿にて、立海キャスト8名にお話を聞いてきました!

 
上段左より 安川純平・久保田秀敏・味方良介・塩田康平
下段左より 原嶋元久・水石亜飛夢・小笠原 健・神永圭佑
立海チーム座談会前編

まず、みなさん立海メンバーのチームの雰囲気について教えてください。

原嶋 :一人ひとりがメンバーのことをよく見てるよね。合宿中にも、俺がコートでつまづいていたら、後から肩を軽く叩いてくれたり…。そういう優しい面もありつつ、『俺はやるよ!』っていう個々の積極的な姿勢がお互いの刺激になってると思う。

水石 :チームワークは本当に良いですよね。役割分担が出来ているというか…ユーモラスな人もいれば、まとめてくれる人もいて。

味方 :そうだね。で、(座席順では塩田であるが、抜かして)JP(安川)はどう思う?

塩田 :コラコラコラ。ワザと抜かしたな?

一同 :(笑)

塩田 :―とまあ、こんな感じで、ボケる人がいれば、ツッコむ人がいる(笑)。真面目な話、アトム(水石)の言うとおり、一人ひとりが自分に何が出来るのかを考えてチームのために動いてるから、無意識のうちに役割分担が出来てるんだよね。だから俺も自分に出来ることを考えてこういう(いじられる)ポジションに甘んじてるワケだよ!

安川 :本当に仲のいいチームだよね。年上のメンバーも優しいから、今はそこに若干甘えちゃってる自分がいるので、今後の課題ですね。何より、このメンバーで集まると楽しい!

味方 :そうだね。似てるけど、それぞれ個性が強い8人が集まって…

一同 :似てる…?

味方 :似てるでしょ!やる時はやるところとか。合宿でもトレーニングで一切気を抜かないで、常に本気だし…熱血チームだね!それでいてアットホーム。

小笠原:俺たち立海は根本的には仲が良くて明るいチームだけど、それだけじゃいけないと思っていて、今回の合宿に向けて僕とヒデ(久保田)でどうチームを引っ張っていこうかっていう話をしてたんだけど、蓋を開けてみたらみんな合宿前に出された課題をしっかりやってきていたし、一人ひとり意識を高く持って臨んでいて、逆に俺たちが若いメンバーのパワーに引っ張って貰ってるなという感じがした。

久保田:若いメンバーのエネルギーやフレッシュな勢いに押されて前に進めて、僕たち年上組もポジティブになれるし、活気あるチームだなって感じるよ。

神永 :僕たちからするとヒデさん(久保田)たちに引っ張ってもらってる印象が強いです。普段冗談を言ってるときもあるけど、凄く真面目な話をしてくれるときもあって、それは僕たちにとって勉強になることばかりで…。それと、誰かが弱音を吐いて「頑張ろうよ」って喝を入れてくれる人がいる。これからもっと支え合えるチームになれるんじゃないかなと思います。

久保田:これから公演までの時間に、更に立海のチームワークを磨いて、よりよい公演にしていきたいよね。

では、続いて皆さんのあだ名を教えてください。

水石 :僕は正直名前のインパクトが強すぎてこれといったあだ名は無いのですが、みんなからは『アトム』と呼ばれてます。文字表記はATOMです。

味方 :ATM?

塩田 :お金下ろさないと!

水石 :何言ってんですか…。

原嶋 :俺は『元(げん)ちゃん』ですね。

塩田 :ん~『塩っぺ』『塩っち』が基本ですかね。

安川 :俺は『純平』…いや、『JP』かな?

小笠原:『JP』だね。

味方 :俺、何だろ?『ミカティー』か『良介』かな。

久保田:僕は…

原嶋 :『ヒデさん』だね。

神永 :僕は『神っち』とかかな。ミカティーさんや健さんからは『圭佑』って呼ばれてます。

小笠原:僕は…

塩田 :『小笠原 健』!

小笠原:なんでフルネームなんだよ(笑)。『健さん』とか『健くん』とか、そんな感じです。

では、それぞれの第一印象について伺いたいと思います。

小笠原:じゃあ、まずはアトム!

安川 :最初は凄く大人っぽくて、人見知りなのかな?と思ったんだけど…まだ掴めてないのかも。これからだね。でも、凄く一生懸命なのは伝わってくる!

神永 :年下って知った時は驚いた。背が高かったし、大人っぽいなと思ってたから。

原嶋 :『しっかりしてそうだな』と思ったんですけど、意外と抜けた可愛いところもあって。ダンスレッスンとかもみんなに支えられながら、ちゃんと一生懸命応えてくれる。真面目で、凄く可愛い弟みたいな存在ですね。

小笠原:役とは逆だね。

原嶋 :本当だ。そうですね。

味方 :初めて会った時はド緊張していたよね。俺の弟とアトムが同い年だから、ついつい弟扱いしたくなって構いたくなるというか。初対面のときから『可愛いな~!』と思ってたけど、話してみてもやっぱり『可愛いな~!!』と思ったね。それに凄く頑張り屋さん!

塩田 :俺はオーディションの時の印象が強かったな。オーラまで含めて、『まんま柳だな』って思った。そして、役が決まって話してみたらこんな感じの可愛い子で(笑)。チェック柄の帽子が似合うところとかすごく好き。あれ被って来られたらなんでも許しちゃいそう(笑)。

水石 :本当ですか。

久保田:僕もオーディションで『凄い柳(候補)がいるな』と思ったのが最初の印象かな。台詞の言い回しとかもすごくハマってたからね。最初はしっかりした子なのかなと思ってたんだけど、話してみると意外とほわほわしてる子というか歳相応の子で、でも合宿のトレーニング中に皆に必死に追いつこうと食らいついてる姿を見て、『案外負けず嫌いなんだな』って思った。

神永 :本当に一生懸命ですよね。最近は、ギャグを振られたらちゃんと面白いことを返してくれるので、すごいなって思っています。あとはやっぱり、1つ違いとは思えないほど可愛いですよね(笑)。

小笠原:アトムはまだ若いし、フワフワしてるように見えたから、最初どーなるかと思っていたんだけど、合宿のリレーで頑張ってる姿を見て『コイツは根性持ってるな』と思いましたね。今後が楽しみです。

味方 :パパか(笑)!

水石 :お父さん…(笑)。

小笠原:じゃあ、次は元ちゃん(原嶋)かな。

水石 :オーディションで初めて見たときに元さんにしか目がいかないくらい赤也そのものでした。

神永 :髪型も赤也と同じパーマだったし…。あれ、オーディション前にかけたの?

原嶋 :うん、そう。

神永 :すごいね。オーディションの時点で既に役(赤也)と向き合ってきたんだなって、気迫を感じましたね。

塩田 :元ちゃんとチラシ用写真撮影も公式HP用のコメント動画の収録も一緒だったんだけど、そのセリフとかコメントの内容とか言い回しも全部含めて、完全に赤也だった。でも、赤也ってサウスポーだから、逆手でのテニスはさすがに慣れるまではまだやりにくそうだね。それでも一生懸命練習してたのが凄く印象的で、『頑張り屋さんだな』って思った!

水石 :元さん本人も本当に負けず嫌いですしね。あと、年下の僕から言うのもなんですが正直『可愛い』と思うときがあってですね…。合宿中にあっち向いてホイをジェイピーさんとやってる時なんか『小学生みたいだな』って。

安川 :分かる!

一同 :(笑)

原嶋 :ア~ト~ム~~!!(笑)

神永 :合宿中も、本当に楽しそうにしてるんですよね。

水石 :こういう(可愛い)面もありつつ、お兄さんな面もあって、本当に見習わなきゃいけないことばっかりです。

原嶋 :ありがとー。

安川 :僕と元ちゃんは同い年なんだけど、最近話をして『色々ちゃんと考えてる人なんだ』って分かって、しっかり者っていう印象が加わった。

味方 :俺は元ちゃんとの初対面の印象があんまり無いな…。

原嶋 :ミカティー最初話しかけにくかったもん、怖くて(笑)。

味方 :最近やっと話し始めたよね。俺がバカやってたりするとビシッと抑えてくれたりして…。みんな『可愛い』っていうけど、俺は実は一番『カッコいい』ヤツなんじゃないかと思ってるんだよ。

一同 :おお!

原嶋 :嬉しい~!

味方 :でもバカをやるときにはやりきれる人だし、そういう所もすごく男らしいと思う。これからもっといろんなことを話してみたいね。

原嶋 :そうだね。

久保田:みんなで一緒に居る時はボケたりして賑やかにワイワイしてるけど、いざ真面目にやるとなったときに目付きが変わるし、良いものを作ろうっていう姿勢が凄く伝わってきたので、『コイツ…やるな』と。

神永 :これまではしゃいでいる一面しか知らなくて、真剣な部分はあまり見たことがなかったんですけど、合宿の練習も、終わったあとに一人で黙々とフォームの練習をしていて、すごいなって思いました。利き手と逆の手でやるっていう大変なことにちゃんと真正面から向き合ってて…。今回の合宿で初めて『この人男だな!』って気づきました。二面性があるなと。

塩田 :お、出た!赤也といえば二面性だよね。

小笠原:オーディションの時に赤也のクレイジーさを見て『すごいな、この子は』と思って近寄り難いイメージだったんだけど、いざ仲良くなってみると、賑やかな立海チームの中で数少ない真面目な話の出来る相手だなと…。

他のメンバー:え…?俺は…??

小笠原:(笑)。いや、あのね、真田と赤也の師弟関係的なところもあるし。『健さん、俺今こう思ってんスよね』とか積極的に真面目な話をしてきてくれたりして、常に『自分はどうすればいいんだ』っていうのを考えてるし、凄く熱いものを持ってて、元ちゃんは本当に魅力的で素敵だと思う。

安川 :凄く良いこと言ってる…。

塩田 :心に染み入るよな…。

小笠原:じゃあ、次は塩っぺかな。塩っぺと言えば…

安川 :熱い男!!

水石 :明るい。

小笠原:本当にムードメーカーだよね。合宿でも、ちょっと暗くなったりすると、『ホラみんな声出そうよ!』って盛り上げたりもするしね。

久保田:塩っぺは、感受性が高いというか…物事をなんでも前向きに捉えて、それを皆に伝えて、明るい空気を作ることが出来る。

小笠原:凄くポジティブだよね。

味方 :仲間と雰囲気を大事にする人だね。立海はもちろん、青学や六角メンバーとの雰囲気も大事にするし…歯痒いくらいに真面目。

安川 :真面目だね。

久保田:オンとオフの切り替えが早いよね。

味方 :口だけじゃなくて、実行力もあるから本当に信頼できるしね。

小笠原:今回の合宿の事前課題が縄跳びだったけど、塩っぺだけ1000回ちゃんと跳べたよな。いや、本当に凄かった。悔しかったけど、『今の俺には出来ないな、負けたな』って。あれは本当に事前に練習をして合宿に向けて努力してたからこその結果だった。

水石 :努力家ですよね。

原嶋 :本当にストイック。分からないことがあったらすぐ先生とかコーチに聞きに行くし。しかも、聞いたことを自分で納得するだけじゃなくて、みんなに伝えて共有しようとしてくれる。『ここの振り付けこうだったよ』って。そういう塩っぺを見て俺も刺激を与えられるよ。

安川 :塩っぺは初対面のときからずっとこうだったよね。

小笠原:明るいし、面白いし、坊主やし…。

塩田 :坊主関係ないやろ!(笑)

一同 :(笑)

神永 :トークももちろん面白いんですけど、本人もすごく個性的で、いつもチームを楽しくしてくれますね。

水石 :でも、本当は塩っぺさんは"イジられる"より"イジる"側なんですよね。

塩田 :いや、俺ね、ジャッカル役が決まったときに色々勉強して、『ジャッカルはイジる側のキャラじゃないな』って思ったんだよね。ブン太にイジられて『俺かよ!』って言うようなキャラだから、立海の中でそういうポジションになるように頑張ったの。今じゃこのキャラが定着して良かったと思うけど(笑)。

安川 :すごいね。塩っぺは最初から熱くて話しやすくて良い人だなって思ってたけど、ダンスレッスンとか合宿で皆で同じ時間を重ねていくうちに、もっと『まっすぐな人だな』って感じたよ。

後編に続く!